「給料が少ないから、投資なんて自分には関係ない」
福祉の仕事をしていると、そう思ってしまう瞬間が何度もありますよね。夜勤明けに給与明細を見て、ため息をついたこともあるかもしれません。
たす社会人初めての給料は手取り8万円、将来生活できるのか不安でしかありませんでした。


この記事では、「なぜ福祉職こそ資産運用が必要なのか」を私の実体験をもとに、投資未経験の方にもわかりやすく解説します。難しい知識は一切不要です。
- 福祉職の給与実態と資産形成の必要性
- 福祉職こそ投資すべき5つの理由
- まず使うべき制度(新NISA・iDeCo)
- 3ステップで始める具体的な方法
福祉職の給与実態:「頑張っても上がりにくい」が現実
介護士、保育士、社会福祉士、障がい福祉スタッフ——。人の生活を支える仕事は社会になくてはならない存在です。しかし厚生労働省の調査によると、福祉・介護分野の平均月収は全産業平均を下回る水準が続いています。
処遇改善加算などの制度が設けられてきましたが、夜勤・土日対応をこなしても給与がなかなか上がらない、という声は現場に根強く残っています。
重要なのは、「給与水準が低いこと」それ自体より、「低いまま何もしないこと」のほうが問題だということです。
なぜ福祉職こそ資産運用が必要なのか:5つの理由
① 収入の「上限感」を、お金に働かせて補う
昇給幅が小さい業界では、どれだけ努力しても労働収入だけで生活水準を上げるのに限界があります。資産運用は「自分が休んでいる間もお金が増える仕組み」。働けない時間をお金に働かせることで、収入の天井を実質的に引き上げることができます。
② 体力勝負の仕事は、長く続けられないリスクがある
介護・保育は体と心に負担がかかる職種です。40〜50代になって「現場を続けるのが難しい」となったとき、資産があれば働き方を選べます。資産運用は「将来の選択肢を買う行為」でもあるのです。
③ 非正規・パートでも、月1,000円から始められる
新NISAの積立投資は月100円から設定できる証券会社もあります。ボーナスがなくても、正社員でなくても関係ありません。「少額でも続けること」が最大の武器です。
「月1万円も捻出できない」という方も、まずは月3,000円から始めることをおすすめします。コンビニコーヒーを1日1杯減らすだけで捻出できる金額です。重要なのは金額の大きさではなく、「投資を習慣にすること」。習慣さえ身につけば、給与が上がったタイミングで積立額を増やせばいいだけです。
私自身も最初から大きな金額を投じたわけではありません。最初は「本当にこれで大丈夫なのか」と半信半疑でしたが、自動積立に設定してしまえば、あとは何もしなくていい。気づいたら資産が育っていた、というのが正直な感覚です。
少額スタートのポイント:SBI証券・楽天証券なら月100円から積立可能。クレジットカード払いにすると、積立しながらポイントも貯まります。
④ 若いうちに始めるほど、複利の恩恵が大きい
複利とは「増えた分もさらに増える」仕組みです。20〜30代で始めれば、その効果を20〜30年間フルに活用できます。時間は取り戻せません。若い福祉職員にとって、時間こそが最大の投資資源です。
具体的な数字で見てみましょう。月3万円を年利5%(長期の全世界株式インデックスの歴史的な平均リターンの目安)で積み立てた場合、次のような差が生まれます。
| 積立期間 | 積立元本 | 運用後の資産額(目安) |
|---|---|---|
| 10年間 | 360万円 | 約466万円 |
| 20年間 | 720万円 | 約1,233万円 |
| 30年間 | 1,080万円 | 約2,495万円 |
30年続けた場合、自分が実際に積み立てた元本は1,080万円ですが、複利効果によって資産は約2,495万円になります。差額の約1,400万円は、お金が自動的に生み出した利益です。
逆に言えば、10年後に始めても「失った10年間の複利」は二度と取り戻せません。始めるのは、早ければ早いほどいい。
※上記はあくまで年利5%で運用できた場合のシミュレーションです。実際の運用成果は市場環境によって異なり、元本を下回る可能性もあります。
⑤ 国の税制優遇制度を使えば、同じ金額でも手取りが増える
新NISAやiDeCoは、誰でも使える国の制度です。通常かかる約20%の税金がゼロになるため、同じリターンでも手取りが大きく変わります。使わないのは、もったいないと言わざるを得ません。
たとえば、投資で100万円の利益が出た場合、通常の課税口座では約20万円が税金として引かれ、手元に残るのは80万円です。しかしNISA口座なら、100万円まるごと受け取れます。
iDeCoはさらに強力です。月2万円をiDeCoに拠出した場合、年間24万円が所得控除になります。仮に所得税率10%・住民税10%の方なら、年間約4.8万円の節税になります。10年続ければ約48万円。これは給与からは絶対に得られない「制度による上乗せ収入」です。
新NISA vs iDeCo、何が違う?
新NISAは「いつでも引き出せる自由さ」、iDeCoは「掛金が所得控除になる節税力」が強みです。まずNISAで投資を習慣化し、生活に余裕が出てきたらiDeCoを追加するのがおすすめの順番です。
私の実体験:福祉職で4年間、夫婦資産1,700万円を築くまで
私が資産運用を始めたのは2021年。当時は「投資って怖そう」「難しそう」という印象しかありませんでした。
最初にやったことはシンプルです。ネット証券に口座を開き、全世界株式のインデックスファンドを毎月積立設定しただけ。難しい銘柄分析も、チャートを毎日チェックすることも、一切していません。
その結果、2025年時点で自分だけで約1,100万円、妻と合わせると約1,700万円の資産になりました。
⚠️ 注意:投資には元本割れのリスクがあります。資産額は市場環境によって増減します。また、この記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。投資は自己判断・自己責任でお願いします。
初心者が使うべき2つの制度
新NISA(少額投資非課税制度)
まず最初に開設すべきはNISA口座です。年間最大360万円まで、投資の利益が非課税になります。いつでも引き出せるため、急な出費にも対応できます。「つみたて投資枠」を使えば、月最大10万円まで積立設定が可能です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
掛金が全額所得控除になる制度です。毎月の掛金が所得から引かれるため、所得税・住民税が下がります。60歳まで引き出せないという制約はありますが、節税効果が大きく、老後の資金形成に向いています。
まずはNISAから始め、余裕ができたらiDeCoを追加するのが王道の順番です。
具体的な始め方:3つのステップ
月収の3〜6ヶ月分を、手をつけない貯金として確保しましょう。急な出費や体調不良で働けなくなったときの備えです。これがあって初めて、安心して投資に回せます。
SBI証券・楽天証券などのネット証券は手数料が低く、スマホだけで口座開設が完結します。申し込みから口座開設まで最短で数日〜1週間程度です。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」などの低コストファンドを、月3,000〜10,000円から積立設定します。あとは毎月自動で積み立てられるので、基本的には放置でOKです。
まとめ:今の給料より、将来の選択肢を増やそう
「給料が少ないから投資できない」ではなく、「給料が少ないからこそ投資が必要」。この考え方のシフトが、10年後・20年後の生活を大きく変えます。
私自身、福祉職として働きながら2021年から始め、夫婦で1,700万円の資産を築けました。特別な才能も、大きな元手も必要ありませんでした。必要だったのは「早く始めること」と「続けること」だけです。



小額からでも大丈夫です。まず口座を開くことから始めてみてください。



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