たす第38回介護福祉士国家試験の合格発表が出ました!今回は合格率70.1%と、近年では最も低い水準で、これはどういうことなのか、くわしく解説していきます。
第38回の試験結果まとめ
2026年3月16日(月)14時、公益財団法人社会福祉振興・試験センターより、第38回介護福祉士国家試験の合格者発表が行われました。
✅ 第38回 基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 令和8年1月25日(日) |
| 試験地 | 35都道府県 |
| 合格発表日 | 令和8年3月16日(月)14時 |
| 受験者数 | 78,469人 |
| 合格者数 | 54,987人 |
| 合格率 | 70.1% |
| 合格基準点 | 64点以上(125点満点) |
70.1%って、いつもより低いような…前回は78.3%だったのに…どうして下がったか?



合格率は毎年「問題の難易度に応じて補正」されます。今回の合格基準点は64点(総得点125点の約60%)。問題が難しかった分、合格者数が絞られた可能性が高いです。
引用:公益財団法人社会福祉振興・試験センター|第 38 回介護福祉士国家試験の合格発表について
https://www.sssc.or.jp/goukaku/keFc2hDuPnJiQ4j4t3GuDiLiFxnbLD/pdf/k_happyou.pdf
過去5回との比較・推移分析
過去の試験結果と比較してみましょう。合格率の推移を見ると、今回の第38回がいかに厳しい試験だったかがわかります。
| 回次 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 前回比 |
|---|---|---|---|---|
| 第34回 | 83,082人 | 60,099人 | 72.3% | — |
| 第35回 | 79,151人 | 66,711人 | 84.3% | ▲12.0pt |
| 第36回 | 74,595人 | 61,747人 | 82.8% | ▼1.5pt |
| 第37回 | 75,387人 | 58,992人 | 78.3% | ▼4.5pt |
| 第38回 | 78,469人 | 54,987人 | 70.1% | ▼8.2pt |
- 合格率70.1%は過去5回で最低水準(第35回84.3%から約14pt低下)
- 受験者数は前回比で3,082人増加(78,469人)し受験意欲は増している
- 合格者数は前回より4,005人少ない54,987人にとどまった
- 介護福祉士登録者は206万人超(2,061,643人 / 令和8年1月末)に到達



合格率が下がったからといって「試験が難しくなりすぎた」とは限りません。難易度補正があるので、合格基準点は毎年変わります。大切なのは「自分が64点以上取れたかどうか」です!
第38回の合格基準・正答について
合格条件は2つ
第38回介護福祉士国家試験の合格基準は、以下の2つの条件を同時に満たすことです。
条件① 総得点125点中、64点以上を得点した者
(総得点の60%程度を基準とし、難易度補正済み。配点は1問1点)
条件② 条件①を満たした者のうち、11科目群すべてで1点以上を得点した者
①人間の尊厳と自立・介護の基本 ②社会の理解 ③人間関係とコミュニケーション・コミュニケーション技術 ④生活支援技術 ⑤こころとからだのしくみ ⑥発達と老化の理解 ⑦認知症の理解 ⑧障害の理解 ⑨医療的ケア ⑩介護過程 ⑪総合問題
合計点が64点を超えていても、1つでも0点の科目群があると不合格になります。「苦手科目を捨てる」という戦略は、介護福祉士試験では絶対にNGです。
パート別合格制度の活用方法(不合格だった方へ)
残念ながら今回の試験で不合格になってしまった方も、「パート別合格」という救済制度があります。これを使えば、翌年・翌々年の試験で合格したパートを免除して受験できます!
第38回 パート別合格基準点・合格者数
Aパート
32.23点以上
合格者数
3,935人
問題1〜60)
Bパート
20.43点以上
合格者数
1,509人
(問題61〜105)
Cパート
11.33点以上
合格者数
6,181人
(問題106〜125)
パート別合格の有効期限
パート別合格は翌年・翌々年まで有効(最大2回まで使用可能)。再受験時は「全パート受験」か「不合格パートのみ受験」を選べます。第38回でパート合格した方は、第39回・第40回で免除を使うことができます。
不合格だった方が取るべき3ステップ
試験センターから届く「不合格通知」に、各パートの得点とパート別合格の有無が記載されています。どのパートが合格しているかを必ず確認しましょう。
正答が公表されているため、自分の解答と照らし合わせて「どの科目群で失点したか」を特定しましょう。今回の問題はAパート問題1〜60、Bパート61〜105、Cパート106〜125です。
全体を再学習するより、弱点パートに絞った学習が効率的です。パート別合格のある方は、そのパートを免除して残りに集中できます。今すぐ学習をスタートしましょう!



パート別合格の制度を知らずに「全部やり直し」と思い込んでいる人が多いです。もしCパートだけ合格していれば、次回は介護過程・総合問題を免除して、AパートとBパートだけに集中できます。これは大きなアドバンテージになると思います。
年齢別・受験資格別 合格者内訳
年齢別 合格者の分布
- 21〜30歳が最多(28.6%、15,727人)で前回より比率UP(前回26.7%)
- 40代・50代合わせて41.7%と、幅広い年代が活躍中
- 介護職は「何歳からでも挑戦できる」資格であることが改めて証明されているのだ!
受験資格別の合格率ハイライト
| 受験資格 | 合格率 | 特記事項 |
|---|---|---|
| 福祉系高等学校(専攻科含む) | 90.9% | 最高合格率 |
| 保護施設・児童福祉施設等 | 88.3% | 2位 |
| 障害者福祉施設の介護職員等 | 84.5% | 3位 |
| 訪問介護員等 | 82.3% | — |
| 社会福祉施設の介護職員等 | 69.7% | — |
| 老人福祉施設の介護職員等 | 67.2% | — |
| 介護老人保健施設・介護医療院等 | 61.1% | 最低水準 |
| 介護福祉士養成施設 | 58.8% | — |
| 全体平均 | 70.1% | — |
第39回に向けた学習スタートのすすめ
第39回介護福祉士国家試験 予定



試験日:2027年1月下旬予定 / 合格発表:2027年3月予定
今から学習をスタートすれば、余裕をもって本番に臨めます!
「まだ1年あるから」と思っていると、あっという間に試験直前になるのだ!今回不合格だった人も、合格したけど次の資格を目指す人も、今日から少しずつ始めることが最強の対策になります。
第39回 合格に向けた学習ロードマップ
今回の試験を振り返る・弱点把握第38回の正答と自分の解答を照らし合わせ、苦手な科目群を特定。テキストを1冊選んで準備を始めましょう。
基礎固め(インプット期)11科目群を体系的に学習。苦手科目を重点的に、得意科目は維持する。ふくしのずんだYouTubeも活用してね!
過去5年分の過去問を繰り返し解く。間違えた問題は必ず解説を読み込み、同じミスをなくす。
本番形式で時間を計って演習。「64点以上+全科目群得点」を安定して取れるよう最終調整。試験当日の流れを確認しておこう。
📌 この記事のまとめ
- 第38回介護福祉士国家試験の合格率は70.1%(受験者78,469人・合格者54,987人)
- 過去5回で最低水準。難易度補正後の合格基準点は125点中64点
- 合格には「64点以上」かつ「11科目群すべてで得点」の2条件が必要
- 不合格でもパート別合格(A/B/Cパート)があれば翌年・翌々年に免除受験が可能
- パート別合格者数:Aパート3,935人、Bパート1,509人、Cパート6,181人
- 年齢別では21〜30歳が最多(28.6%)で、幅広い年代が合格
- 第39回に向けて、今日から学習スタートするのが最強の合格戦略!
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