たすこんにちは!介護福祉士国家試験の合格を目指す皆さん。 今回は、第2章の後半戦「チームマネジメント」を徹底解説します。
介護はチームプレーです。試験では、リーダーシップの形や後輩の育て方、業務改善の進め方などがよく問われます。ここをマスターすれば、現場でも「頼れる専門職」として活躍できる知識が身につきますよ!
【動画で解説】チームを動かすマネジメントの基本
まずは、今回の重要ポイントをまとめた講義動画をチェックしましょう。移動中などの聞き流し学習にも最適です。
リーダーシップの王道「PM理論」


試験に必ずと言っていいほど登場するのが、三隅二不二(みすみじゅうじ)が提唱したPM理論です。リーダーシップの機能を2つの軸で整理しています。
- P機能(Performance:目標達成機能) チームの目標を達成し、課題を解決することを重視する力。
- M機能(Maintenance:集団維持機能) チームのまとまりを維持し、人間関係を良好に保とうとする力。
試験のポイント! PとMの両方が大きい「PM型」が最も理想的なリーダー像とされています。
チームを支える「フォロワーシップ」と「多職種連携」
リーダーだけでなく、メンバー一人ひとりの動き(フォロワーシップ)も重要です。
フォロワーシップとは?
単にリーダーの指示に従うことではありません。チームのために自律的に動き、改善のために自発的に発言することが期待されています。
多職種連携の意義
介護福祉職だけでなく、看護師、リハビリ職などがそれぞれの専門的な視点で情報を集めることで、利用者の生活の全体像をより広く把握できるようになります。
人材育成の3つの柱(OJT・Off-JT・SDS)


職員を育てる仕組みには、大きく分けて3つの手法があります。
| 手法 | 内容 | メリット |
|---|---|---|
| OJT | 日常の業務を通じて指導する(ティーチング・コーチング) | 個々のスキルに合わせやすく効率的 |
| Off-JT | 職場を離れて外部研修などで学ぶ | 体系的な知識や新しい視点を得られる |
| SDS | 自己啓発(本人の学習)を組織が支援する | 本人の主体性や意欲を高められる |
業務改善の基本「PDCAサイクル」


介護サービスの質を継続的に向上させるために、PDCAサイクルを回します。
事業計画やケア計画を立てる
計画に沿って介護を実践する
実施した内容が適切だったか振り返る
評価に基づいて、実際の運用を変更・改善する
【5択形式】国家試験予想問題に挑戦!
今回の内容がどれくらい身についたか、本番形式の問題で確認しましょう。
問題1:リーダーシップ(PM理論)
三隅二不二が提唱したリーダーシップに関するPM理論の記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.P機能とは、集団のまとまりを維持し、人間関係を良好に保つ機能を指す。
2.M機能とは、集団の目標を達成し、課題を解決することを重視する機能を指す。
3.PM型とは、目標達成機能と集団維持機能の両方が高いリーダーを指す。
4.pM型とは、目標達成機能は高いが、集団維持機能が低いリーダーを指す。
5.pm型とは、リーダーシップが最も理想的に発揮されている状態である。
【正解】3
- 解説1:× それはM機能(維持)の説明です。
- 解説2:× それはP機能(達成)の説明です。
- 解説3:〇 両方の機能が高いPM型が理想的です。
- 解説4:× 小文字のpは機能が低いことを示します。pM型は「目標達成は低いが維持機能は高い」状態です。
- 解説5:× pm型は両方の機能が低い、最も不十分な状態です。
問題2:人材育成の手法
介護現場における人材育成に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1.OJT(On the Job Training)は、職場を離れて専門家から学ぶ研修である。
2.コーチングとは、指導者が新人に対して仕事の手順を直接教え込むことである。
3.SDS(Self Development System)は、職員の自発的な学習を組織が支援する制度である。
4.Off-JTは、日常の業務と学習が一体化しているため、すぐに実践で活用しやすい。
5.スーパービジョンには、管理的機能は含まれない。
【正解】3
- 解説1:× 職場を離れるのは「Off-JT」です。OJTは業務を通じて行います。
- 解説2:× 直接教えるのは「ティーチング」です。コーチングは質問で考えさせます。
- 解説3:〇 SDS(自己啓発援助制度)は本人の意欲に左右されますが、自由度が高いのが特徴です。
- 解説4:× それはOJTのメリットです。
- 解説5:× スーパービジョンには管理的、教育的、支持的機能が含まれます。
まとめ:より良いチームで「利用者主体」のケアを
いかがでしたか?チームマネジメントの目的は、チームを機能させ、「利用者に寄り添った質の高いサービス」を継続して提供することです。



次回の記事では、いよいよ第3章:社会の理解に進みます。介護保険制度や障害者福祉の仕組みなど、少し難しい範囲ですが、ポイントを絞って解説していきますね!










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