今回は、第3章「社会の理解」から、近年重要度が増している「地域共生社会・地域福祉・地域包括ケア」をブログ形式でまとめました。
たすこれまでの「高齢者」「障害者」といった対象別の支援から、「地域を丸ごと支える」考え方へのシフトが合格のポイントです。
【社会の理解②】地域共生社会と地域包括ケアを完全攻略:重要キーワードと「4つの助」
現代の福祉は、制度の「縦割り」をなくし、地域全体で支え合う方向へ進んでいます。試験に出る重要ポイントを4つのステップで解説します。
目次
地域共生社会の核心「ソーシャル・インクルージョン」
地域共生社会とは、住民一人ひとりが「我が事」として地域を支え合う社会のことです。ここで絶対外せないキーワードが、社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)です。
- 社会的包摂:障害の有無や年齢に関わらず、すべての人を孤独や孤立から守り、社会の構成員として包み支え合う理念です。
- 背景:介護と育児が重なる「ダブルケア」など、複雑化した課題に対応するために生まれました。
地域福祉の推進と「計画」のひっかけ
地域福祉は、行政だけでなく住民やボランティアが協力して課題を解決することを目指します。
- 市町村地域福祉計画:市町村が策定するよう努める計画ですが、これは「努力義務」です。
- コミュニティ・ソーシャルワーク:個人への支援と地域への支援をバラバラにせず、総合的に行う実践のことです。
※動画では、地域福祉を支える新しい考え方を分かりやすく解説しています!
地域福祉のキーマン「民生委員」
試験で非常に出題されやすいのが民生委員の規定です。以下の数字と名称をセットで覚えましょう。
- 身分:非常勤の地方公務員(無報酬・無給のボランティア)。
- 任命:都道府県知事の推薦により、厚生労働大臣が委嘱します。
- 任期:3年で再任も可能です。
- 兼務:児童福祉法による児童委員を兼ねることになっています。
地域包括ケアシステムを支える「4つの助」
住み慣れた地域で最期まで暮らすための仕組みが地域包括ケアシステムです。これを支える「助」の分類は、入れ替え問題の定番です。
- 自助:自分の力(預貯金、健康管理)で自分を支える。
- 互助:ボランティアや近隣の助け合いなど、非公式な支え合い。
- 共助:年金や介護保険など、保険料を出し合う社会保険方式。
- 公助:生活保護など、税金を財源とする最終的な生活保障(ナショナルミニマムの確保)。
理解度チェック!5択確認テスト
問題:地域福祉の推進や地域共生社会に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1.社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)とは、支援が必要な人を特定の施設に分離して保護する理念である。
2.民生委員は有給の専門職であり、市町村長が直接任命する。
3.市町村地域福祉計画の策定は、すべての市町村に対して法律で義務づけられている。
4.「共助」とは、介護保険や公的年金のように、加入者が保険料を出し合って支え合う制度を指す。
5.ナショナルミニマム(最低限度の生活水準)の確保は、近隣住民のボランティアによる「互助」の役割である。
【解答・解説】
- 選択肢1:× 社会的包摂は、分離するのではなく、すべての人を社会の構成員として包み込む理念です。
- 選択肢2:× 民生委員は無報酬(無給)であり、厚生労働大臣が委嘱します。
- 選択肢3:× 地域福祉計画の策定は義務ではなく、努力義務(策定するよう努めるもの)です。
- 選択肢4:〇 正解! 社会保険方式による相互扶助は「共助」の定義として正しい記述です。
- 選択肢5:× ナショナルミニマムの確保は、国の責任において税金で行われるため、「公助」の役割です。
社会の理解②の全体像は見えてきましたか? 特に共助=社会保険(保険料)公助=生活保護(税金)、そして「民生委員の任期は3年というポイントは確実に押さえておきましょう!










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